MUSIC MOVIE/TV Column 大河ドラマと『いだてん』の音楽にまつわる物語を知り、日本のスタンダード曲について考えた幸せな一夜 2019.03.12 3月10日はNHKホールで開催された『RUN!HOPE!RUN!~N響×大友良英×いだてんコンサート~』の公開収録を客席で楽しみながら、これからのエンターテイメントついて考えさせられる日になった。 会場に到着する前までにぼくがわかっていたのは、NHKの大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』のテーマソングと劇中歌のほか、1964年に開催されたオリンピック東京大会にまつわる曲などを、大友さんが解説しながら演奏していくのだろうということだった。 NHKでは、「RUN! HOPE! RUN! N響×大友良英×いだてんコンサート」の公開収録を実施します。 大河ドラマ「いだてん」の音楽を担当する大友良英が、「オーケストラ」「テレビ」「
MUSIC Report Cornelius およそ9年ぶりの国内単独ライブ。ニュー・アルバムのステージでの再現と映像や演出に期待が膨らんだツアー 2017.11.08 Mellow Waves Tour 2017 10月26日 新木場 STUDIO COAST 6月にニューアルバム『Mellow Waves』をリリースしたCorneliusが、全国ツアー「Mellow Waves Tour 2017」を開催した。国内でのCorneliusの単独ライブは2008年「ULTIMATE SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW」以来、およそ9年ぶり。11 年ぶりのニューアルバムを待ちわびていたファンにとっては、どうしても観ておきたいライブである上に、『Mellow Waves』の曲をライブでいかに聴かせてくれるのか、どんな映像や演出で見せてくれるのか、期待は膨らむ一方だったに違いな
石田衣良の恋愛小説『娼年』『逝年』をもとに、ポツドール主宰の三浦大輔が脚本・演出を手がける舞台『娼年』が東京芸術劇場プレイハウスで開幕した。原作者の石田が連載当時、「毎回、ベットシーンを描くこと」を主眼にした作品を、『愛の渦』や『恋の渦』で欲望の過程を描いてきた三浦がどう舞台化するのか。R15指定が付いたことでも話題を集める作品の初日公演をリポートする。 取材・文 / 永堀アツオ 役者たちの肉体のぶつかり合い、言葉にならない会話の積み重ね 劇場に入って最初に目に付いたのは、ステージ中央に設置されたクイーンサイズのベッドだ。視線を上に向けると天井に天蓋が設置されていた。開演前は、激しい性描写はこの天蓋が降りた中で展開されるのだろうと予想していたのだが、クライマックスまで使われることはなかった。しかも、ベッドは少しせり出した舞台上にあり、真横から観ることのできる客席もあった。2階席には立ち見の
過去のオマージュではなく、現代の街とともに躍動する2017年のシティポップ。クイーン・オブ・シティポップ、土岐麻子の最新作『PINK』は、エレクトロニックミュージックを軸にコンテンポラリーなポップスとしての洗練を極めたアルバムだ。都会の孤独や渇きを癒やし、潤す、その甘美な歌声は、ハイレゾ音源の質感やレンジの広がりが聴き手をどっぷりと浸れる奥深い世界へと誘う。そんな彼女のシティポップ観や都会の色としてイメージするピンクの色彩で描かれた新作の作品世界について、さらにはハイレゾを含めた音へのこだわりについて、話を聞いた。 取材・文 / 小野田雄 撮影 / 大森克己 シティポップとは、歌詞の世界を含めて、街のスピードに合う音楽 土岐さんは数々の素晴らしい作品を通じて、シティポップの女王とも評されていますが、ご自身でシティポップをどういう音楽としてイメージされていますか? 私にとってのシティポップは
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