鈴木慶一の新バンド、コントロヴァーシャル・スパーク初アルバム『セクション・ワン』発売記念インタビュー掲載中 ムーンライダーズの活動休止後、動向が注目されていた鈴木慶一が新バンド、コントロヴァーシャル・スパーク(以下、コンスパ)を結成してポップ愛好家を驚かせたのは、2013年のこと。矢部浩志(元カーネーション)、近藤研二(栗コーダーカルテット、図書館)といった日本のポップ・ミュージック史における重要人物と、岩崎なおみ(The Uranus)、konore(the rooms)という新進気鋭の女性アーティストを擁するバンドは、ライブや作品のリリースを重ねるごとに新鮮な驚きを与えてきた。それは、海外の若きインディーズ・バンドが短期間で次々と新たな表情を見せてくれるのと同質のワクワク感であった。 そしていよいよ発表となった、初のフル・アルバム『セクション・ワン』。聴いた人は誰もが驚き、大いに戸惑う
冨田勲の声の音楽 私は声楽家である。自分の声をコントロールし、それを音楽表現の手段としている訳であるが、この「調教*」はなかなか難しい。狙ったピッチからわずかに外れてしまう、繰り返し練習しないと歌えないほど難しいのに、練習しすぎると声が疲れてしまう、風邪などで声が出づらくなる、などメンテナンスも含めて多くのことに気を遣わなくてはならないからだ。では、録音なら思い通りになるのではないか?私は、自分自身の声の多重録音による2枚のCDを録音、編集した経験があるが、その時痛感したのが、録音された声の「調教」の大変さだ。一回限りのライヴと異なり、繰り返し聴取されることを前提とすると、わずかな傷も目立たないように、重箱の隅をつつくような編集作業を延々と続けなくてはならないからだ。 ましてや、シンセサイザーなどで人工的に合成された「声」の調教は、さらに気の遠くなるような作業に違いない。まず声そのものから
ギル・エヴァンスとの出会いは クロード・ソーンヒルから 私がギル・エヴァンスの名を始めて知ったのは、昭和23年(1948年)頃、ホットクラブの例会で、野川香文氏が「こんなにもモダンなサウンドのビッグバンドが出現した」とクロード・ソーンヒル楽団の『ラ・パロマ』のV-DISC(番号818-A)レコードをかけて、そのアレンジャーがギル・エヴァンスだと語られた時のことだ。今まで聴いたこともないような柔らかく美しい木管のアンサンブルが次第に音量を増してブラスが加わると、ピアノが力強くメロディを紡いでいく。たまたま日本コロムビアの洋楽の仕事を手伝っていたので、早速カタログを調べてみると、コロムビアにはクロード・ソーンヒル楽団のSPレコードが沢山出ていて、相当人気があるバンドだと判った。『ラ・パロマ』は当時としては数少ない大型12吋のSP(columbia55041)で、1947年に発売されていた。早速
「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラック ジャケット画像 オリコン週間チャートの初登場5位を記録するなど、ドラマ本編と共に大きな話題を集めているNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のサウンドトラックCD。そのリリースに合わせ、昨日7月2日に東京・パルコ劇場で開催された〈大友良英 & あまちゃんスペシャル・ビッグバンド〉によるレコ発ライヴの模様をレポートします! 「あまちゃん」が社会現象と言えるほどの盛り上がりを見せるなか、大友良英さんが手掛ける同番組の音楽のなかでも特に人気の高いオープニング・テーマを生で聴きたいという声に応える形で急遽実施されることとなったプレミアムなこの公演。2部構成で行われたコンサートには、ドラマの人気ぶりを反映するように子どもから年配の方まで幅広い年齢層のファンが詰めかけました。なかには、「あまちゃん」のTシャツを着用した人の姿もちらほら。 〈あまちゃん サウンドト
写真:橘蓮二 今世紀になってからの立川談志の高座を収めたDVD『立川談志大全』が発売されます。談志師匠は、喉の調子がまだ戻らないとはいえ、すっかり元気になられました。いつも高座の後で録音役(今回のDVDもその音が使われている)なので、ちょいちょい芸談・雑談はするものの、改まってインタヴューとなると、なんだか妙な心持ちでありました。お互い落語大好き同士、脱線につぐ脱線になってしまいましたが、今回のDVDにまつわる話をお聞きしました。 「芝浜」のこと ──お久し振りです。私は今年になって入院されてる間、DVDの編集をずっとやっていたので、毎日声は聴いていて、いつも家元と一緒にいた様な気がしてますけど。 編集って、切ったり貼ったりするの? ──DVDはそれができないんですよ。絵が飛んでしまいますからね。収録場所がさまざまで、ホールの響きも違います。その響きは生かしつつ、最大公約数でレベルやら声の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く