コモンスフィアの特集第一弾となる今回は、漫画家/イラストレーターの西島大介さんにお話を聞かせて頂くことになりました。ご自身の作品でもアニメ/漫画史から多様な引用とサンプリングを駆使している西島さんに、今回はコモンスフィア上で新作のキャラクターをオープンソース化して公開して頂くことになりました。また、それぞれのキャラクターはクリエイティブ・コモンズの個別のライセンスに対応しているので、利用者はキャラクターによって違った使用法を経験できるようになっています。漫画を描き、他の作家ともイラストを作り、また展示活動なども行うという立場にいる西島さんにとって、デジタル著作権の状況やその創作活動に対する影響などについて聞きました。 西島大介プロフィール:74年10月5日生まれ。漫画家、イラストレーター。たまに映像制作や文筆も。著書に『凹村戦争』(早川書房)、『世界の終わりの魔法使い』(河出書房新社)など
渡邉大輔「死児とメディア化――赤坂真理論」…△or× 大山鳴動して鼠一匹といった感じがする評論。現代思想に詳しそう。特にメディア論を参照して、赤坂真理を読み解くということをしているのだが、本当に現代思想なんかを持ち出さないと赤坂真理の小説は読み解けないのか、という疑問を感じる。別段、たいした作品でもないのに、大げさな分析装置をつかって分析して、さも高い価値があるように論じているのではないか。渡邉氏自身、この自分が書いた評論の内容を本気で信じているのだろうか。ネタとして書いているのではないかと勘ぐってしまう。 伊藤氏貴「淫靡な戦略――阿部和重の<核>なき闘い――阿部和重論」…△ 阿部和重は「<方法>的な作家」(p.27)であることを確認して、阿部が闘っているものは何かを論じる。阿部の敵は、「<個性>であり<私>であり<物語>」(p.28)だ。そこから、阿部作品といえる特徴<模倣>という主題、
ヤノベケンジは、1997年から「アトムスーツプロジェクト」を開始する。このプロジェクトにおいて、ヤノベは「アトムスーツ」に身を守られながら、砂漠、タイムトンネル、大阪万博跡地などを訪れることになるわけだけれども、ヤノベが最初に訪れたのは、チェルノブイリだった。 ヤノベが「アトムスーツプロジェクト」を開始することになった経緯を想像するのは、その構想を練り始めたのが1995年であったことを考え合わせれば、同時代人の僕たちにとって、それほど難しいことじゃない。 1995年に何が起こったか。ひとつは1月17日の神戸大震災であり、もうひとつは3月20日のオウム真理教のテロだった。確かに、僕たちは本当の危険からいまだに遠ざけられていたものの、でも、10年前のこの時期、それらの事件によって、時代の雰囲気が変化したことを僕たちは感じなかっただろうか。少なくても、この優れた作家がこうした空気の変容にまったく
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