原発の安全性を判断するための新規制基準が、8日に施行された。これを受け、日本の電力会社4社は、5原発10基について、再稼働に必要な安全審査を申請した。北海道電力は泊原発1~3号機(北海道)、関西電力は大飯原発3、4号機(福井県)と高浜原発3、4号機(同)、四国電力は伊方原発3号機(愛媛県)、九州電力は川内原発1、2号機(鹿児島県)について、それぞれ申請書を提出した。 なお、震災の賠償に喘ぐ東京電力は含まれていない。東電は、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の再稼働の意向を表明していたが、県知事の強い非難を浴び、8日の申請には至らなかった。 海外紙は、背景と今後の見通しについて報じている。 【新規制基準を満たせるのか?】 2011年の東日本大震災に伴う福島第一原発の事故を受け、国内50基の原子炉のうち、48基は稼働していない。 事故を受けて定められた新規制基準には、地震や津波対策の強化、テロ対