LC-A+ではケーブルレリーズが追加されたため、シャッターボタンに穴が(左)。新旧並んで比較。右のLC-A+には中のフィルムを確認する小窓も新設されている(中央)。多重露光スイッチも追加された(右) 「フィルム」「手作り」「生産中止→復活」――こんな事情だけ聞くと、“アナログ”な印象しか持たないかもしれない。しかし、このカメラの人気が高まったきっかけは、1995年に開設されたLomographic SocietyのWebサイトという極めて“デジタル”な手法だった。 このWebサイトは、もともと写真を掲載するサイトとしてオープンしたという。「当時のWebサイトは文字ばかりのページが多く、このように“写真を見せる”サイトは新鮮だった」(ロモグラフィージャパン代表、浪上大輔氏)ことからサイトに注目が集まった。ほどなく、特徴的な写真をサイトで見たユーザー間で、それを撮影したカメラ・LC-Aの評判が
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