昨日、古いファイルを整理してたらでてきたしろもの。学会誌以外でははじめて書いた書評(ただしメールマガジンでだけど)。まだ日本の経済論戦の俯瞰図みたいなものをつかめてなかった2001年はじめのもの。例えば金子勝氏が以下で提案する減債基金的な手法、簡単にいうと国家会計のオフバランス化と時限付き債務不履行みたいな話ではなく、それに対抗してドーマー命題に基づいてのリフレ政策による財政正常化の手法を書くべきだったがそんな気配りもできていない。ただ金子氏への批判についてはこれ以上(敵ー味方の二元論的レトリックの多用への批判)なにかいうつもりもないのも事実。メールマガジン「日本国の研究」の2001年のバックナンバーはすべて削除されているので保存のために再掲載。 ■空虚な「主流経済学」批判 金子勝著『日本再生論』 (日本放送出版協会、2000年11月刊 ISBN:414001901 本体価格870円) 時