朝鮮人民軍の西部前線連合部隊による砲撃対抗競技で、賞状に祝賀の言葉を書く金正恩朝鮮労働党委員長=3月20日(朝鮮中央通信=朝鮮通信) 【ワシントン=黒瀬悦成】米CNNテレビ(電子版)は20日、米情報当局者の話として、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が手術を受けた後、重体に陥っているとの情報があると伝えた。別の情報当局者はCNNに対し、金氏に健康不安があるとの情報の確度は高いとしつつ、状態がどの程度悪いかを評価するのは困難であると述べた。 韓国のウェブ新聞「NKニュース」によると、金氏は12日に心血管の手術を受けたとしている。 金氏は今月11日を最後に動静が確認されておらず、15日の故・金日成主席の誕生日にあたる「太陽節」にも姿を見せなかったため、健康状態などに関し臆測が広がっていた。 金氏は2014年にも1カ月以上にわたり動静が伝えられず、後に足首ののう胞を除去する手術を受