音楽と文学は合いそうで意外と合いません。 僕自身音楽と文学がずっと好きで、音楽は早くから活動し始め、文学は2012年ごろから創作を始めました。 そして、やっとそれぞれの方向性が全然違うということがわかってきました。 音楽も文学も他者に働きかけるものであることに違いはありません。 そういった意味で全く同じだと思っていたのですが、それぞれでは他者(社会)へと到達する手順が全く違います。 音楽はいきなり他者へと働きかけます。 目の前の人に「なあ、俺はこう思うんだがお前はどう思う?」と話しかけるのと同じです。 一方で、文学はまず自分の心の中に潜ります。 他者も社会もない自分の心に深く深く潜っていった先に到達点があり、そこを超えるとなぜか他者がいて、社会への扉が開かれているということに気づきます。 音楽は今すぐ他者や社会に訴えかけようとするので、時代とチャンネルが合えば爆発的な共感を呼ぶことが可能で