JR東海は21日、来春のダイヤ改正に伴って運行を終える東海道新幹線300系車両の最終列車を来年3月16日に走らせると発表した。臨時列車「『ありがとう300系』のぞみ号」(のぞみ329号)として東京を午前10時47分に出発し、新大阪に午後1時23分到着する。指定席券は2月16日から発売する。 このほか、2月17日から一部の300系に「ありがとう。LAST RUN」などと書かれた車体装飾を施す。「リニア・鉄道館」(名古屋市港区)での企画展なども計画している。 300系は「のぞみ」用車両として92年に営業運転を始め、時速270キロで走行した。来春から「のぞみ」は臨時列車を除いて「N700系」に統一される。【黒尾透】 【関連記事】 <新幹線>さよなら、500系のぞみ号 <200系車両>東北新幹線から姿消す <さよなら0系新幹線>世界に名声広めた高速鉄道 先進システム盛り込み <新幹線