【ニューヨーク=山川一基】米ネット検索最大手のグーグルが、セキュリティー上の問題から米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」の社内での使用を廃止する方針だと伝えられ、話題となっている。マイクロソフト側は即座に反発。背景にはOSの覇権を巡る両社の戦いもありそうだ。 英経済紙フィナンシャル・タイムズの1日の報道によると、グーグルは1月からウィンドウズ廃止へ動き出し、米アップルのパソコンか、無償OS「リナックス」搭載のパソコンに切り替えつつある。中国事業がサイバー攻撃を受けたのをきっかけに、ウィンドウズのセキュリティー面を問題にしているという。 グーグルは朝日新聞の取材に対し「事業の効率化は常に進めている。しかし個別の事業方針についてはコメントしない」としている。 これに対し、マイクロソフトは同日付の公式ブログで「事実を明確にする」と反論。同社の新OS「ウィンドウズ7」は様々な