田村耕太郎著の『頭に来てもアホとは戦うな!』が異例のヒットを記録している。2014年刊行にもかかわらず、一昨年から部数を伸ばし累計部数は71万部突破。2018年オリコン年間本ランキング ビジネス書部門では1位を獲得し、ドラマ化も決定した。 その異例のヒット作を手がけたのが、朝日新聞出版の書籍編集者・大坂温子さん。出版不況が叫ばれるなかで、『朝日ぎらい』(橘玲)、『論破力』(ひろゆき)など、2018年に担当した書籍はすべて重版という結果を残している。 自他共に認める「ネガティブ系編集者」 そんな大坂さんのモットーは、 働きたくないことを肯定し、寝る前には布団の中でくよくよ考え、元彼が不幸になっていないかの“不幸検索”も怠らない――。そんな自他共に認める「ネガティブ系編集者」がなぜ、ヒット本を連発できるのだろうか。 『一発屋芸人の不本意な日常』(山田ルイ53世)、『「やりがいのある仕事」という
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