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  • ポール・クルーグマン「良い経済学悪い経済学」(日経ビジネス文庫) - odd_hatchの読書ノート

    佐和隆光「市場主義の終焉」で紹介されていた経済書。著者は国際経済、とくに貿易の専門家であって(2008年にノーベル経済学賞を受賞)、ここに収録された論文は経済専門誌に掲載された。とはいえ、この人は啓蒙家でもあり、難しい計算式を使わないでも、経済の問題を説明する力を持っている。なので、初心者でも追いつけるくらいの内容。 特徴は、保護主義やナショナリズムに反対する立場であること。それはすぐさまリベラリズムにつながるものであるかはわからないが、自由であること自由意志を尊重すること他者にたいするいたわりを持つことなどはこの人の人柄にあるに違いない。また学問的誠実さを求めることも忘れていない。 内容は衝撃的。多少自分の妄想も入ったまとめ。 1.第3世界の経済発展が第1世界(先進国)の脅威になると言う主張が行われているが、第1世界の経済全体に与える影響は極めて軽微である。低賃金である国では、なにか比較

    ポール・クルーグマン「良い経済学悪い経済学」(日経ビジネス文庫) - odd_hatchの読書ノート
    kirk111
    kirk111 2014/11/30
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