やはり、経常収支が先で金融収支(資本収支)が後です。貯蓄(S)が、ISバランス式の中で(論理的に)最後に値が決まるものだからです。 貯蓄(S)が原資? (S-I) = (G-T) + (EX-IM) 式(1)貯蓄(S)と、投資(I)、政府(支出)(G)、税金(T)、輸出(EX)、輸入(IM)の関係を示す上記のISバランス式の投資(I)を移項すると以下の式が得られます。 S = I + (G-T) + (EX-IM) 式(1)'この式に関して、以下のような記述がありました。 貯蓄Sが、(1)企業の借金:I・(2)政府の借金:G−T・(3)外国の日本に対する借金:EX−IMの原資です。 (筆者注:原文は丸数字、文字化けのため()付に変更) 貯蓄(S)が、式(1)'の右辺の原資ならば、確かに「金融収支(資本収支)が先で経常収支が後」ということになります。S と I 、 (G-T)が決まって、(E