田中さん自身も鶯谷まで風俗嬢を続けるつもりはなかった。何度も抜けだそうと行動したことはある。 「20代のときは30歳、30代のときは40歳。年齢の節目で抜けだすのが目標でした。結局、それがかなわなかったとき、大きな絶望感というか、精神的なダメージがきました。特に29~30歳のときには必死に就職活動をしましたけど、全然ダメでした。全滅です」 風俗嬢は法律的にグレーで、多くの女性たちには“いつまでもできる仕事ではない”“できればやらないほうがいい”という自覚はある。いずれ抜けだしたい、そう思いながら目先のおカネを稼ぐ日々を送っている。 「塾の先生ってウソをついて企業に面接にまわった。本当に全滅。最後の最後に奇跡的に1社だけ採用されて、これまでの在籍証明書を出してくれってなった。断念しました。それまで高学歴は自分の1つの大きな武器だと思っていたけど、通用しない、もう普通には生きていけないってわか
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