新しい通信技術を使ってLED(発光ダイオード)の発光色や点滅を制御するリストバンド「リップルライト」を、ジーワン(大阪市北区、森啓悟社長)が開発した。音楽イベントで利用が始まっているが、この通信技術の用途は幅広く、例えば災害時に人命救助の信号を発信したり、身に着けるウエアラブル端末同士の通信などへの活用が期待されている。 リップルライトは、同社などが開発した通信プロトコル(手順)で制御され、最初に電波を受け取った端末が、付近の端末全てにデータ送信を隅々まで繰り返し送る。リップルライトを波紋のように光らせたり、徐々に色を変えていくなどができる。操作はパソコンやタブレットなどで可能だ。従来の通信方式では、全ての端末に向けて強い電波で制御していたため、壁に反響して誤作動するなどの問題があった。 この記事は有料記事です。 残り293文字(全文642文字)