多次元データ分析の概要 次に多次元データ分析について解説します。前回も記述しましたが、多次元データ分析は複数の次元(ディメンション)を切り替えて、さまざまな角度で分析できるのが特徴です。そのためには「キューブ」という独自のデータベースを構築することが不可欠で、キューブの構成を理解しておく必要があります。本稿では、最初にキューブの構成を解説し、次に分析方法とポイントについて解説します。 キューブの構成 多次元分析を行うためには、専用のデータベースである「キューブ」を構築する必要があります。キューブは分析の視点となるディメンションと金額や数量などの分析の対象となるメジャー(集計した値)で構成されています。 製品によっても異なりますが、SQL ServerのAnalysis Servicesではキューブの基となるデータはリレーショナル・データベースで、スタースキーマの構造で管理するのが一般的です
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