鹿児島県阿久根市の県立高校が「喫煙している生徒と同席していた」との理由で運動部の男子生徒の試合への出場停止処分を決めたところ、同市の竹原信一市長が、この処分を撤回するよう高校側に求め、その際に「変更しなければブログやメディアに出す」と校長に伝えていたことが、わかった。校長は「処分撤回」の要求を拒否したという。 学校によると、男子生徒は昨年11月から数回、同校のトイレで喫煙していた別の生徒たちと会話をした。2月に発覚し、男子生徒本人は喫煙していなかったが、喫煙を容認したとして、他の生徒と一緒に処分。今月下旬から始まる大会への出場を禁じた。 同校には18日、市からこの男子生徒の処分について、県知事あてに撤回を求める竹原市長名の文書がファクスで届いた。校長が市教委に電話で問い合わせたところ、教育長職務代行者が「市長が怒っている」と発言。3回目の電話の際、竹原市長が電話に直接出て、処分を取り消