トヨタが久しぶりとなる新しいハイブリッドシステムを開発し、間もなく発表されるレクサスLC500hに採用している。興味深いことに新しいHVシステムの「マルチステージハイブリッドシステム」、どこのメディアも全く理解していないように思う。そもそもレクサスのリリース自体を読んだってサッパリ解らず。自動車メディア業界地盤の沈下を止めるべく解説したい。 まずトヨタ式ハイブリッド最大の弱点と言えば、新型プリウスの試乗レポートでも書いた通り、高い価格の割に最高速が低いことである。日本なら十分かもしれないけれど、欧州では全く足りず。また、高速道路に入るときの加速が重視されるアメリカ市場の場合、加速も厳しい。なぜか?プリウスのハイブリッドはギアが1段しかないからだ。 発進から最高速まで、いわゆる変速ギア無し。電気自動車と同じくモーターで直接駆動しているのだった。したがって最高速を上げようとすれば、全般的にギア
![トヨタが新ハイブリッドシステムを開発!プリウス式の弱点を克服し、海外でもHVの普及を図る|コラム【MOTA】](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/828aa78d59d65525fd48f78fd762ecfaaea006a2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.autoc-one.jp%2Fimage%2Fimages%2F2600036%2F011_o.jpg)