大谷翔平選手の活躍などで第1ラウンドB組を首位通過したWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表。A組2位と東京ドームで対戦し、勝てば米マイアミに渡って準決勝、決勝のトーナメントに臨みます。「史上最強」をうたわれる日本代表だけに3度目の「世界一」も夢ではありません。 ただこのWBCという大会は収益配分などが極めていびつで「アメリカのアメリカによるアメリカのための大会」とも揶揄されているのも事実。今後の一層の盛り上がりのためにもあり方を注視してみます。 主催の「MLB&選手会」が収益の約7割を持っていく 2013年大会を前にした11年7月、労働組合の日本プロ野球選手会は臨時大会を開き、WBCへの参加はさまざまな条件が改善されな限り不参加と決めました。満場一致であったから不満が非常に高いとわかります。 1回目、2回目とも日本が優勝し、視聴率の低下からテレビ放送回数も激減している日本プ