ハンディを持つ人が使う多機能トイレの利用方法が混乱している。車いす利用者向けに広がったが、その後、高齢者や乳幼児連れなどにも拡大しているためだ。「だれでも」「みんなの」など名称が曖昧で、健常者の利用が減らないことも混乱に拍車を掛ける。2020年の東京五輪・パラリンピックを前に整備が進む「だれでもトイレ」、一体誰のものなのだろう。 東京・浅草の商業ビルでこんな光景に出くわした。「もう20分も待っているんだけど」と漏らす車いすの男性。目の前の多機能トイレには車いすのほか、高齢者、オストメイト(人工肛門利用者)、ベビーカーなどの図記号(ピクトグラム)が並んでいる。 催促のノックから5分、ようやくドアが開いた。出てきたのは30代とおぼしき女性。待ちくたびれた男性に言葉もかけず、足早に立ち去った。 自らも電動車いすを使う東京バリアフリー協議会(東京・江東)の齋藤修理事長は「健常者が使っていて、待たさ
西日本を中心に大きな被害を出した豪雨災害は、9日午後現在、13府県で死者が100人を超え、80人以上が行方不明となっている。気象庁によると、7月8日までに1000ミリ以上の降雨量が観測されたのは高知県の8地点、岐阜県の4地点、徳島県の2地点、長野県の1地点にのぼる。広範囲にわたる豪雨が、被害を拡大させた要因となった。 【図】都が想定する高潮浸水想定図はこちら 今回の被害は、頻発する自然災害に対応しきれない日本の現実を明らかにした。それは、被害を受けなかった地域の防災担当者も震撼させている。なかでも警戒されているのが「首都圏の豪雨災害対策」だ。 地震や火事、水害など、たび重なる災害を乗り越えて東京は世界有数の都市となったが、1949年のキティ台風以来、大きな災害は起きていない。ただ、被害が減ったのは東京のインフラが充実したからではなく、「たまたま自然災害に襲われていないだけ」というのが専門家
ロシア・ワールドカップで活躍を見せるブラジル代表FWネイマールだが、少々“過剰演技”を見せているのかもしれない。 ブラジルからは世界一のランジェリーモデルが!W杯出場32カ国の女神たち/32枚 史上最多6度目の優勝へ向け、準々決勝まで勝ち上がったブラジル。グループリーグ初戦はスイスと1-1で引き分けたものの、それ以降は試合巧者ぶりを見せつけ、無失点で8強入りを決めた。優勝候補の名にふさわしい戦いを見せている。 そんな中で、ネイマールも4試合で2ゴール1アシストを記録。大会前はケガの影響が心配されていたが、さすがのパフォーマンスを見せている。 しかし、ネイマールのピッチ上での振る舞いには批判も上がっている。決勝トーナメント1回戦で対戦したメキシコ(2-0でブラジル勝利)のフアン・カルロス・オソリオ監督は、「1人の選手のせいで時間を無駄にしてしまった。やりすぎた演技をすべきではない」と批判。フ
指は日常生活だけでなく、仕事や芸術活動にとって重要な役割を果たす部分です。その指を電動ノコギリや裁断機などを扱っている最中に誤って切断してしまう事故が時々起こります。今回は、指の切断の治療について説明します。 切断は、その程度によって二つに分類されます。指が完全にもげてしまった状態を「完全切断」、皮膚や腱(けん)(スジ)でかろうじてつながっている状態を「不全(ふぜん)切断」と言います。 治療はほぼ同じですが、とれた指を氷水で冷却することができる完全切断が指の傷みの進行を遅らせることが可能なのに対し、指が一部でつながっている不全切断は冷却が難しく、体温や外気温によって傷みが進みやすくなります。ただし、不全切断は静脈がつながっている可能性があるので、血液がたまって流れが悪くなる「うっ血」になりにくく、術後のトラブルを減らすことができます。 切断指をできるだけ元の通りにつなぐ治療を「再接着」と言
アートや写真の専門書に力を入れた品ぞろえに、深夜営業――。独自性のある書店として人気だった「青山ブックセンター六本木店」(港区)が、25日の営業を最後に店を閉じる。眠らない街・六本木で、38年にわたって若者を引きつけた名店の最後に、惜しむ声が上がっている。 同店は1980年に開店した。アートや建築、デザインの専門書に加え、写真集や洋書の品ぞろえに力を入れ、おしゃれや最先端の文化に敏感な六本木の若者たちから支持された。 電力不足となった2011年の東日本大震災までは、営業時間が午前5時までだったことも特徴で、夜の六本木を楽しむ人たちが足を運んでいた。 青山ブックセンターは一時期、首都圏に7店舗を展開していたが、運営会社が破産。今は、08年からブックオフコーポレーションが六本木店と本店(渋谷区)のみ運営している。 同社によると、六本木店の閉店の大きな理由は、特色だった専門書の売り上げが低迷した
東京・目黒区で、5歳の女の子が虐待死し、両親が逮捕された事件で、女の子が「ゆるしてください」などと書いたノートが見つかっていたことがわかった。 【画像】結愛ちゃんの切ないメッセージに思わず涙も… 島田彩夏キャスター: 愛を結ぶと書いて結愛(5)ちゃん。5歳といえば小学校に上がる前の幼さです。 そんな5歳の結愛ちゃんが生前にノートに手書きでつづっていたという「ママへのメッセージ」は本当にあまりに悲しく、あまりに辛いものでした。 島田彩夏: だが、目をそらしてはいけないと思い、ここに全文を読み上げます。 ママ もうパパとママにいわれなくても しっかりとじぶんから きょうよりかもっと あしたはできるようにするから もうおねがいゆるして ゆるしてください おねがいします ほんとうにもうおなじことはしません ゆるして きのうぜんぜんできなかったことこれまでまいにちやってきたことをなおす これまでどん
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