深夜アニメは複数の企業がスポンサーとして出資する「製作委員会方式」がよく利用されますが、鬼滅の刃はこの方式を利用しておらず、アニプレックス(総制作)集英社(原作)ufotable(アニメ制作)の3社による製作です。 また、アニプレックスは自社作品をテレビ放送する際、フジテレビ・TOKYO MX・MBS(大阪)の3局に多く納品していますが、フジテレビは「北斗の拳」「ドラゴンボール」「ワンピース」など、ジャンプ作品を伝統的に放送しており、在京局の中ではアニプレックス・集英社との結びつきは他局よりも深い関係にあります。 このため、今回の劇場公開に合わせて「大々的にキャンペーンを行いたい製作側」と「全国放送が可能で視聴率を稼ぎたいフジテレビ」との利害が一致したことで、フジテレビが放映権を獲得したと思われます。 (実質的には独占といっていいレベルです。)