“オープナー”なる野球の戦法を最近知った。リリーフ起用される投手が先発登板して1、2回の短いイニングを投げたのち、本来の先発投手をロングリリーフとして継投する変則の投手リレーだ。2018年のMLBで、タンパベイ・レイズが先発投手の足らない状況を補うために編み出した苦肉の策らしい。 剛速球のリリーフ投手が、初回に当たる上位打順の強力な打者と対戦。上位打線を抑えれば、本来の先発投手は打力の落ちる下位打線から始められる。上位打線との対戦を減らすことで被打率を低く抑える可能性が高まるからだ。 オープナーの採用後、レイズは平均防御率が減少。チームの最終成績は90勝72敗と大きく勝ち越した。 岡田彰布監督時代、阪神のJFKもすごかった。(J)ジェフ・ウィリアムスさん、(F)藤川球児さん、(K)久保田智之さんの3人のリリーフ投手の組み合わせをセットで使い、前半のリード点を確実に“モノにする戦法”である。