◆SMBC日本シリーズ2018第6戦 広島0―2ソフトバンク(3日・マツダスタジアム) 広島はセ・リーグ3連覇の黄金期を築いたが、またも1984年以来の日本一に届かなかった。新井貴浩内野手(41)は有終の美を飾ることができず、20年のプロ生活に別れを告げた。客席で最後の雄姿を見届けた父の浩吉さん(68)が、スポーツ報知に手記を寄せた。 最後は勝って終わってほしかった。でも20年間、本当によく頑張ってくれたと思います。 広島が初優勝した1975年、旧市民球場まで日本シリーズを見に行きました。阪急の山口高志さんの真っすぐが本当に速くてね。ちょうどその時、女房のおなかの中にいたのが貴浩です。私もゴリゴリだし、貴浩も生まれながらのカープファン。親子としてこれ以上にない幸せです。 いつも息子に温かい応援を頂いて感謝しかありません。ただ、一度だけカープファンを恨めしく思ったことがあります。 貴浩が阪神