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古書と造本に関するkitokitokiのブックマーク (1)

  • 2009-10-06

    とある。 1部だけでもゲテと呼ぶのか、一体いつごろからこの言葉が使われ、いつごろからゲテがあったのか、などなど説明不足で疑問の残る解説だが、要は「奇をてらった装丁」と言うような意味なのだろう。 ゲテ元の齊藤昌三自身は 「常道に外れた者を世人は奇人と稱し、常識をもって常道とする。常識は極端に云えば平凡で、水平線以下のものである。書物の装幀に於ても、普通には從来の慣例に依るものに馴らされ、多少斬新なものや、常道を逸したものをゲテと云ふ、故に昔の嵯峨の如きも初めて世に出た頃は、當時の讀書人からは驚異の眼を以て迎えられたことであろうが、未だゲテの名稱こそなくも、常道から見ては矢張り一種のゲテであろう。」(「げて裝の話」、『書斎随歩』、書物展望社、昭和19年3月)と、人間で云えば奇人の類いのようだ。 ゲテ創作家としてよく知られているは、何といっても斎藤昌三であろう。数部だけ

    2009-10-06
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