感染拡大が続く口蹄疫に対し18日、会見で「このままでは県の畜産が壊滅する」と非常事態宣言を発した宮崎県の東国原英夫知事(52)が会見途中でブチ切れた。 東国原知事は、今後の防疫体制について「検討します」との言葉を繰り返した。記者から、知事の判断ではないかと問われると、徐々にヒートアップ。最後には「我々は一生懸命やっているんです! 毎日寝ずに!!」と怒鳴り、机をがんと叩いて「以上です」と会見を打ち切ろうとした。制止する報道陣に対し「けんか売ってるのはそっちだ!!」と声を張り上げた。 まるで2000年7月4日、大阪を中心に起きた雪印の集団食中毒事件を巡り会見した当時の石川哲郎社長がエレベーターに乗り込む際、詰め寄る記者団に「私は寝てないんだよ」と言い放ち、2日後に辞任に追い込まれた“光景”を思い出させるシーンだ。 東国原知事は職員らに促されて再び会見の席に着き、最後には「速やかに一歩踏み込んだ