ミニカップのこんにゃく入りゼリーによる窒息事故を防ぐため、消費者庁は22日、窒息リスクを減らす、ゼリーの硬さや弾力性、大きさについての考え方をまとめた安全指標を決めた。メーカー側に、これに基づく製品改善を働きかけていくが、強制力はなく、どこまで協力を得られるかははっきりしていない。 指標はまず、今より軟らかくして弾力性を下げるか、子どもが吸い込みにくいよう容器を大きくすることを提案。ゼリーそのものも直径5センチ以上を目安に大きくするか、子どもの気道に合わせて同1センチ以下にすることを示した。 指標を決めたこの日の研究会には、シェア9割近くの業界最大手「マンナンライフ」(群馬県富岡市)の永井孝社長も「協力者」として参加。同庁はマ社が率先して製品改善を始めることを期待するが、永井社長は会合後、「いまのところ、『こう対策をとる』と言うのは難しい。資料を持ち帰って検討したい」と述べた。 内閣