ただし、その彼女は「ギャルっぽい見た目」の既婚者だった。親や姉たちにはとても紹介できないと伸之さんは感じていた。彼女とは3カ月ほどで別れてしまった。 不倫は決して誉められた行為ではない。でも、伸之さんはだまされたわけでもない。相手が既婚者だと知っていて付き合ったのであり、その数カ月間で男性としての自信を取り戻すことができた。 「その後、合コンで彼女ができました。好きになったきっかけは顔がすごくタイプだったからです。でも、この人とも5カ月ほどでお別れしてしまいました。私以上にコミュニケーションが不得意な女性で、食事代を出しても『ごちそうさま』も言ってくれないことが不満でした。それを口に出せなかった私にも問題があるのですが……」 その後、伸之さんは出会いの場を婚活アプリに移した。3年間ほどで20名弱の女性と出会い、5名とは男女関係に至ったと明かす。「交際」とは書かないのは、不純な動機も混じって