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ブックマーク / realsound.jp (5)

  • 『バビロン』で露呈したデイミアン・チャゼル監督の欠点 “ハリウッド”のおそろしい魔力

    『ラ・ラ・ランド』(2016年)で、映画界を含めたロサンゼルスのショービズ界の光と影を、ファンタジックに描いたデイミアン・チャゼル監督。この作品でアカデミー賞監督賞を最年少で獲得した彼が、1920年代のハリウッド映画業界を題材に撮りあげた新作が、『バビロン』だ。 「Roaring 20s(狂騒の20年代)」といわれ、アメリカが好景気に沸き、人々が浮かれ騒いでいた時代の映画業界は、まさに混沌とした魔窟だったといわれる。そして、もともと作のアイデアは『ラ・ラ・ランド』の前にチャゼル監督自身が温めていたものであるという。つまり、真に挑戦したかった題材はこちらだといえるのだ。そんな、監督の想いがつまった3時間を超える大作『バビロン』の出来はどうだったのか。ここでは、作の舞台設定の解説を交えながら、作の出来を率直に評価していきたい。 最初に指摘しておきたいのは、著名プロデューサーのアーヴィング

    『バビロン』で露呈したデイミアン・チャゼル監督の欠点 “ハリウッド”のおそろしい魔力
    kiwi-1680
    kiwi-1680 2023/02/19
    バビロンめちゃ良かったぞ。
  • 『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』が描いていた“アメリカのもうひとつのリアル”

    1985年に公開され世界的大ヒットを記録した『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。すぐさま続編企画が立ち上がり、監督のロバート・ゼメキスと相棒の脚家ボブ・ゲイル(2人揃って“ボブ&ボブ”)は、1作目に冗談半分で付け加えた「今度は未来へタイムスリップ!」というオチから直結する壮大なストーリーをひねり出すことになった。脚は200ページ超まで膨らみ続け、最終的には二部作として『PART2』が1989年の冬に、『PART3』が1990年の夏に連続公開されることが決まった。 皮肉な悪意と生々しさに満ちた世界観 タイム・パラドックスという難しいSF理論をテーマにしながら、1作目のストーリーは「現在(1985年)→過去(1955年)→少し変化した現在(1985年)」という、シンプルな行きて帰りし物語の構造をもっている。しかし『PART2』のタイムスリップの経路は複雑だ。「現在(1985年)→未来(20

    『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』が描いていた“アメリカのもうひとつのリアル”
    kiwi-1680
    kiwi-1680 2022/07/11
    一作目が金字塔として素晴らしいのは勿論、画が1番素敵なのはパート3。でもパート2の1955年パートは、三部作の中で1番ドラマとして魅力的なので、結局甲乙つけられない。
  • いしわたり淳治×狩野英孝 特別対談:作詞家が分析する、50TAの歌詞の面白さとは?

    いしわたり淳治『言葉にできない想いは当にあるのか』(筑摩書房) コラム集『言葉にできない想いは当にあるのか』を刊行した作詞家/音楽プロデューサー・いしわたり淳治と、アーティスト“50TA”こと狩野英孝の初対談が実現した。 きっかけは、昨年に『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で発表された50TAの3年ぶりの新曲「ラブアース」をコラムの中でいしわたりが称賛していたこと。いしわたりは、今年初頭に放送された『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)の人気企画「2020年のマイベスト10曲」でも、同曲を7位に選出している。 初対面の2人のクロストークは、いしわたりが考える50TAの魅力、格好よさと面白さの関係、音楽とお笑いに共通する「言葉の使われ方の進化」など、抱腹絶倒なやり取りの中にクリエイティブなヒントがたっぷり詰まった対話になった。(柴那典) 「ラブアース」の衝撃 狩野英孝 ――狩野さん

    いしわたり淳治×狩野英孝 特別対談:作詞家が分析する、50TAの歌詞の面白さとは?
    kiwi-1680
    kiwi-1680 2021/02/22
    “ドッキリの場合って、隠しカメラの位置の関係で「ここに座ってくださいね」って座る場所を誘導されたりするんで。これはマジの対談だな、取材だなっていう確信に変わりつつあります。”
  • 宮台真司の『TENET テネット』評(前編):『メメント』と同じく「存在論的転回」の系譜上にある

    リアルサウンド映画部にて連載中の社会学者・宮台真司による映画批評。今回は10月17日放送のミュージシャン・ダースレイダーとのライブ配信企画「100分de宮台」特別編の一部を対談形式にて掲載する。“時間の逆行”が大きなテーマとなっている現在公開中の映画『TENET テネット』から「記憶と記録の構造」を読み解く。宮台は、その複雑な設定が話題を呼ぶ『TENET テネット』の決定論的構造から生まれる倫理の問題を指摘。クリストファー・ノーラン監督が作に込めたある問い、そして監督独自の作家性が浮かび上がってきた。 クリストファー・ノーラン監督が下した「究極の決断」 ダースレイダー(以下、ダース):今回はクリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』(以下、『TENET』)をメインに、「時間」や「記憶と記録の構造」というテーマでお送りします。 宮台真司(以下、宮台):SFに限らず従来の映画の中

    宮台真司の『TENET テネット』評(前編):『メメント』と同じく「存在論的転回」の系譜上にある
    kiwi-1680
    kiwi-1680 2020/11/16
    こういうのが読みたかったと同時に、でもこんなこといちいち考えなくても楽しめるのだから、やっぱりすごい映画だったのだと思う。
  • ぴあ、国内初の音楽特化型アリーナを建設へ 同社に聞く、計画の背景とビジョン

    チケット販売事業などを行う、ぴあ株式会社が7月20日、収容客数1万人規模の音楽に特化したコンサートアリーナを、横浜市のみなとみらい地区に建設することを発表した。1万人規模のアリーナ建設と運営を民間企業が行うのは、国内初となる。 ぴあは、アリーナ建設の理由として会場不足問題の解消を挙げている。また、音楽業界のニーズをくみ取り、観客とアーティストの双方にとって、その環境や使い勝手を最適化した新しいタイプの音楽アリーナの実現を目指すと説明。リアルサウンドでは、ぴあ株式会社 広報室の糸井章悟氏に、アリーナ事業に踏み出したきっかけや、今後のビジョンについて聞いた。 「弊社ぴあ総研の集計によれば、1万人~3万人規模の公演の市場規模が、2010年~2015年にかけて約2倍に増えています。実数にすると、2010年は418公演だった公演数が、5年後に831公演に増えているにもかかわらず、同等のキャパシティの

    ぴあ、国内初の音楽特化型アリーナを建設へ 同社に聞く、計画の背景とビジョン
    kiwi-1680
    kiwi-1680 2017/07/27
    サントリーホールを作ると言い出した時もこんな空気だったのだろうか。
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