僕には昔からコンプレックスがあって、それは「創作」ができないということだ。絵は描けるけど、文章の創作、小説を書くということができない。 中学生の頃の友達に、小説を書くのが好きな男がいて、彼の作品はほとんど筒井康隆の模倣だったのだけど、ものすごい量の小説を書いていた。僕もそれに憧れて文芸クラブみたいなのに入ったのだけど、結局小説は書けなかった。 小説を通して伝えたい物がない、だから書けないのだろうと思う。プロの小説家は別として、趣味で小説を書いている人たちは、何を伝えたくて、そしてどのようにして書いているのだろうか、と思う。 しかし、小説をブログに置き換えて考えると、どうも馬鹿馬鹿しい。どうしてブログを書くのか?と言われると答えに窮する。基本的に「なんとなく」である。「ブログを書くのが日常だから」であって、そこに特別な理由など無い。 いや、初めはあったのだろうけど、今やそういう物、明確な動機