ウイルスは以下のような点で、一般的な生物と大きく異なる。 非細胞性で細胞質などは持たない。基本的にはタンパク質と核酸からなる粒子である(→ウイルスの構造)。 大部分の生物は細胞内部にDNAとRNAの両方の核酸が存在するが、ウイルス粒子内には基本的にどちらか片方だけしかない。 他のほとんどの生物の細胞は2nで指数関数的に増殖するのに対し、ウイルスは一段階増殖をする。また、ウイルス粒子が見かけ上消えてしまう「暗黒期」が存在する。 代謝系を持たず、自己増殖できない。他生物の細胞に寄生することによってのみ増殖できる[24]。 自分自身でエネルギーを産生せず、宿主細胞の作るそれを利用する[24]。 なお、4はウイルスだけに見られるものではなく、リケッチアやクラミジア、ファイトプラズマなど一部の細菌や真核生物にも同様の特徴を示すものがある。 細胞は生きるのに必要なエネルギーを作る製造ラインを持っている
![ウイルス - Wikipedia](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/43fffa1a3cfb85a4eb6d3883dc64f79656736b36/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fwikipedia%2Fcommons%2Fthumb%2Ff%2Ffa%2FRotavirus_Reconstruction.jpg%2F1200px-Rotavirus_Reconstruction.jpg)