東京商工リサーチは19日、イベント企画・ぬいぐるみ製造販売の「ステッピン・スタジオ」(大阪府吹田市)が大阪地裁に破産手続きの開始を申し立て、開始決定を受けたと発表した。同社の山出輝明社長はテレビ番組「さんまのまんま」に登場する着ぐるみの「まんまちゃん」を長年演じていたことで知られる。 負債総額は約1億3500万円。同社はテレビ番組やテーマパークで使う舞台衣装の製作やショーの企画運営などを手掛けていた。平成18年3月期には売上高約5億4900万円を計上したが、業績が悪化。不況による受注不振が続いたほか、資金繰りも逼迫し、事業継続を断念した。