前回述べた通り、「自分株式会社」の価値を高めるためには、持ち運び可能なスキルである、「ポータブルスキル」を自覚することが大切です。 今回は、自分がどんなポータブルスキルを獲得しているのか、分析していく方法を紹介します。 仮に、二人の不動産営業マンのAさん、Bさんがいると仮定します。 Aさんは資産家に対して、数億円の高額なマンションを販売しています。年に数十件程度の契約を取り、資産運用のコンサルティングなどをしながら、じっくりと営業活動を行っています。 一方、Bさんは大学生相手に、家賃5~6万円の安価なアパートを仲介しています。短期間で交渉を成立させて、年に数百件の契約を取ります。 職種で見ると、AさんとBさんは同じ不動産営業マンですが、鍛えられるポータブルスキルは同じでしょうか。 答えは「全く違う」。Aさんは富裕層を相手にしていて、資産運用についてコンサルティングできるレベルの知識が必要で