人間との比較(モントレー湾) 尾びれの模様は個体識別に使われる(レユニオン島) 全長オス13.4メートル、メス13.7メートル[5]。とくに大型の個体は、全長16-17メートル[注 3][5]、体重40トン[15]に達する。 他のナガスクジラ科の種類とは外見の差異が大きい。全長の3分の1に達する非常に大型の胸びれが最大の特徴であり、概して流線形が目立つ現生鯨類全体でも特徴的な形状である[4]。また、上下の顎にあるフジツボに覆われた瘤状の隆起が特徴の一つで、比較的にずんぐりしている。吻端から噴気孔にかけては僅かな隆起線が存在する。上顎の背面と下顎の側面に白い瘤状の隆起があり、隆起の頂部には感覚毛が生える[5]。背びれは低い三角形、また尾びれにかけて低い隆起が存在する。喉の畝は12 - 36本で、幅広い[16]。背面は黒 - 青黒で、腹部に白い斑。胸びれの先端も白くなる。クジラヒゲは黒であるが