子供向け銃の展示会で、家族が見守る中、ライフル銃を手にする11歳の少年。銃器産業が衰退傾向にある中、全米ライフル協会は子供を銃の消費者として取り入れようとしている=3日、テキサス州ヒューストン(ロイター) 銃規制強化に反対する、米国最強のロビー団体とも言われる「全米ライフル協会(NRA)」の年次総会が3~5日、南部テキサス州ヒューストンで開かれ、参加した保守派の政治家らは、「銃を持つ権利が制限されてはならない」などと気勢を上げた。さらにNRAは、今回の年次総会に合わせて子供向け銃のメーカー各社を招いて展示会も開催。5日を「若者の日」とし、銃の所有者数が漸減傾向にある中、新たな顧客層として子供に重点を置く姿勢を鮮明にした。しかし、銃規制強化を求める多数派の国民の間からは、「常軌を逸した行為」とNRAを非難する声が上がっている。(SANKEI EXPRESS)規制派「常軌逸した行為」 NRAの