ジンバブエの首都ハラレで、交差点そばに止められた装甲車の横を通り過ぎる若い女性ら(2017年11月15日撮影)。(c)AFP 【11月16日 AFP】軍が実権を掌握したジンバブエの首都ハラレでは、多くの人々がロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領(93)の長期政権が幕を閉じつつある可能性に驚きと喜びを表す一方で、今後の見通しが不透明であることを認める人もいる。 ジンバブエ独立を率い、1980年から政権を握ってきたムガベ大統領に対し、軍が突然反旗を翻したことを受け、国民の間では圧政を敷いてきたムガベ政権が間もなく崩壊することを期待する声が上がっている。 主婦のケレセンジア・モヨさん(65)はAFPの取材に「こうなったことに、私たちは喜んでいる」と語った。ムガベ政権下では反対派弾圧や汚職、不正選挙が起きたものの、モヨさんはムガベ氏が安全な形での出国を許されてもかまわないと語った。