焦点距離で被写界深度や歪みが変わる 被写界深度の変化や歪みの変化を覚える 短いほど深く、長いほど浅い。 パンフォーカスと背景の分離。 広角側では歪みが強調される。 望遠寄りでは見た感じに近くなる。 焦点距離が変わると被写界深度も変化する。 「絞りの効果」の解説で、絞りは絞り込むほど、被写界深度が深くなる(ピントの合う範囲が広くなる)ことを説明しました。そこでも少し触れましたが、被写界深度は単に絞りによって深くなるばかりではないのです。被写界深度の深さは同じ絞り値でも、焦点距離でその範囲は変わってきます。 たとえば、焦点距離24mmで3mのところにある被写体にピントを合わせてF8まで絞り込むと、撮影位置の先約1mのところから無限遠までピントが合います(これをパンフォーカスといいます)。 これに対して、焦点距離135mmでは同じF8の絞り値でも、ピントを合わせた前後数10cmにしかピントは合い