【北京時事】中国人民解放軍の孫建国副参謀長は22日、北京で開かれた「世界平和フォーラム」で講演し、南シナ海で対立するベトナムやフィリピンを念頭に、「小国は強いものに頼って騒動を起こしてはならない。自国の利益のために地域の安全を脅かしてはならない」と述べ、これらの国が米国などに接近する動きをけん制した。 孫氏はこのほか安倍政権による靖国神社参拝や河野談話検証、集団的自衛権行使に向けた動きなども取り上げ、「地域の緊張を高めている」などと批判。「日本の右翼勢力による戦後の国際秩序を破壊しようとするもくろみや軍国主義の復活に対し、全世界は警戒しなければならない」と訴えた。