今年から始動した「新NISA」を機に、投資を始めてみたという向きも多かろう。そんな新規参入組に冷や水を浴びせる出来事となったのが、NTT株の急激な下落だ。国内屈指の人気株の“危機”にどう対応すべきなのか。「NISA」に対する向き合い方について、累計利益100億円の著名投資家、テスタ氏にきいた。 【グラフで見る】「オルカン」に並ぶ人気 脅威の成長性を示す「S&P500」の株価推移 *** “誤差のようなもの”「株式会社QUICK」の調査によると、ネット証券5社における今年4月のNISA経由のNTT株購入額は、149億円で個別株首位。新NISAを見据えたという昨年の株式分割によって、人気が大きく上昇していたのである。 それが一転、25年3月期の連結純利益が前期比14%減の1兆1000億円との見通しが発表されてから、株価は急激に下落。6月12日には心理的節目の150円を割り込み、18日の終値は1