「シラミ」と命名されているが、シラミ目ではなくカメムシ目トコジラミ科の昆虫で、捕食性のカメムシであるマキバサシガメ科やハナカメムシ科に近縁である[19]。トコジラミ科の昆虫は全て吸血性であるが、そのほとんどは主に鳥類やコウモリ類を宿主とする[20][10]。一方で本種やネッタイトコジラミ(学名:Cimex hemipterus。別名:タイワントコジラミ、ネッタイナンキンムシ)のようなヒトを宿主とする種類も知られる[3]。 卵は長径1.2 mm程度の長円形で乳白色[21]、幼虫は1齢時点で体長1 mmから1.3 mm程度、透明または淡黄色[22][21]。体色は脱皮を重ねるにつれて褐色味が強くなる[23]。成虫はゴキブリの幼虫や摂食前のダニを思わせる見た目をしており[16]、卵形もしくは円盤状で扁平[3][1]、体長は5 mmから8 mm程度[1]。体色は吸血前は茶褐色[21]もしくは赤褐色