第8章 財務諸表の監査 1 監査の意義 AAAの1973年の『基礎的監査概念報告書』は、監査について、次のように定義されています。 「監査とは、経済的行為及び事象に関する主張と設定された基準との間の一致の程度を確かめるため、それらの主張についての証拠を客観的に入手し、評定し、かつ利害関係者にその結果を伝達する組織的な過程である。」 まず、この定義における「経済的行為及び事象に関する主張」ということから、監査の対象は、会計情報の他に、非会計情報を含むもので、つまり、監査は、会計情報の監査である会計監査と非会計情報に関する業務監査とを含んでいることが分かります。 また、監査過程は、客観的な証拠の入手、それに基づく監査対象の評定、その結果の伝達からなっていることと、この過程は、組織的に(計画的かつ合理的に)行われる必要があることが分かります。 この定義には、その監査人が特定されていませんか
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く