松浦だるま先生の「累-かさね-」を、現在出ている3巻まで読みました。このマンガすごくいい。今年読んだマンガの中では一際光っています。 醜悪な容姿を持つ主人公の淵累(ふちかさね)が、魔法の口紅の力で他人の顔を奪い取って、圧倒的な演技力で舞台に立つ女優となります。 伝説の女優とまで言われた母の淵透世(ふちすけよ)の呪縛に突き動かされて、舞台を求める累の描写に迫るものがあります。3巻まで読みましたけど、息もつかせぬ展開で楽しめました。 3巻までのあらすじと感想(ネタバレ注意) 広告 醜い容姿持つ累の小学生時代から。女優である母はすでに故人です。「ひとりぼっちで本当に辛い時は、ママの鏡の引き出しの口紅を・・・」という言葉が耳に残っています。 その醜さ故に、壮絶ないじめを受けています。見世物にされるためだけに学芸会のシンデレラ役をやらされます。演技力こそ有りますが、いじめの首謀者で美貌を持つイチカに