タマム・シュッド事件(タマム・シュッドじけん、英語: the Tamam Shud Case)、または「タマン・シュッド事件」(英語: the Taman Shud Case)は、1948年12月1日午前6時30分頃、オーストラリア南オーストラリア州のアデレードの南、グレネルグ(英語版)のソマートン公園(英語: Somerton Park)の海岸で、身元不明の男性の遺体が発見された事件。 事件名は、遺体のズボンの隠しポケットから見つかった紙片に、ペルシア語で「終わった」「済んだ」という意味を表す「タマム・シュッド」("Tamám Shud")という語句が記されていたことにちなみ名づけられた[註 1]。この紙片は、11世紀ペルシアの詩集『ルバイヤート』のある版本から、最後の頁の語句を破り取ったものであることが判明している。遺体発見当初、グレネルグ在住の男性が、自分の車の後部座席にその本が置か
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