飲食店の店長らを脅し、飲食代約8万円を踏み倒したとして、警視庁組織犯罪対策2課は、恐喝の疑いで、中国籍で東京都三鷹市井口、無職、宋国慶容疑者(32)ら6人を逮捕した。 同課によると、宋容疑者は中国残留孤児の2、3世らでつくる不良グループ「怒羅権(ドラゴン)」のメンバーで、府中市を中心に活動するグループのナンバー2だった。「店には行ったが、料金のことはよく覚えていない」と供述している。 逮捕容疑は、4月22日午前2時45分ごろ、立川市柴崎町の飲食店で、男性店長(30)らに「誰だか分かっているのか。怒羅権だぞ」などと脅し、腹部を殴るなどの暴行を加え、飲食代約8万円を踏み倒したとしている。店長らにけがはなかった。 同課によると、他に逮捕された5人のうち4人は同グループのメンバー。立川市内では今年7月以降、怒羅権のメンバーを名乗り飲食代を踏み倒す事件が数件相次いでおり、同課が関連を調べる。