バブル経済(バブル景気) バブルとは、投機などの過熱によって資産価値が実質価値をはるかに超えるほどに高騰し、その後急激に投機熱が下がり資産価値が下落するといった現象のことです。 泡が膨れ上がり突然はじける様に似ているためバブル景気、バブル経済と呼ばれます。通常日本でバブル景気というとき、1986~1991年の好景気期間のことを指します。 1985年のプラザ合意をきっかけに、中曽根首相は内需の拡大を宣言、それまでの緊縮財政から公共事業の拡大政策をとりました。円高不況を是正するためにとられていた低金利政策は、解除すると円高を招いてしまうので継続されました。 そして中曽根税制改革によって、法人税は42%→30%、所得税の最高税率は70%→40%へと大幅減税が行われます。物品税も廃止されました。 その結果、国家税収がそれまでの三分の二になった代わりに富裕層の所得が増大し、彼らは資産を土地や株式への
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