はじめに 今回はsizeofオペレータをとりあげます。sizeofは、引数に与えたオブジェクトや型名から、その型のデータがメモリ上に占めるバイト数を求めるオペレータです。皆さんも、メモリ領域を動的に確保したいときや文字列操作などに関連して使ったことがあるでしょう。まずはsizeofオペレータの使用上の注意について説明し、その後でsizeofオペレータの誤用例を2つ紹介します。 sizeofオペレータ使用上の注意 「sizeofオペレータの使用上の注意 その1」は、プログラマが意図する正しい引数を渡すこと、です。メモリ上のオブジェクトのコピーや移動などの操作は、オブジェクトのメモリ上のサイズにもとづいて行います。オブジェクトのサイズを間違っていたら、アクセス違反やオーバフローといった脆弱性につながることは容易に想像できるでしょう。 「sizeofオペレータの使用上の注意 その2」は、引数に副
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