総計:88(捕鯨支持36、中間派3、反捕鯨50、不明1) 上記のとおり、地域ごとに捕鯨支持・反捕鯨の勢力比が大きく異なっている。 アジア、アフリカ、オセアニアの各地域では、捕鯨支持国が優勢である。 EU諸国(27か国中25か国がIWCに加盟。マルタ、ラトビアが未加盟)は、デンマーク[14]を除き、全て反捕鯨の立場である。EUでは1992年の「ハビタット指令[15]」が(全ての鯨類を付属書Ⅳに掲げて)EU内での意図的捕殺に関する保護措置を取り、製品の保持・輸送を禁じている。2008年のIWC年次会議にはEU議長国としてスロベニアが代表して発言を行うなど、共通のポジションを取っている。 ラテン・アメリカでは、日本側はカリブ諸国やニカラグア、パナマ、ベリーズなどに対してIWC加入を勧奨し、これら諸国は当初捕鯨支持国であった。しかし、ブラジル・アルゼンチン・チリといった主要ラテンアメリカ諸国(いず