2009年7月頃、札幌市藻岩山付近で収録。このトラツグミは低い声と高い声をリズミカルに交えて鳴いてくれます。真夜中の森に不気味とも思える澄んだ声が響き渡っていました。 【2011年6月21日追記】 多数のコメント、お気に入りの登録、誠にありがとうございます。北海道ではトラツグミは夏鳥で、毎年6月下旬くらいから鳴き声を聞けるようになります。自身もこの鳴き声に魅されて、シーズン中は毎晩のように聞いていますが、本音源のように2音をリズミカルに鳴いてくれる個体もいれば、単音で一定に鳴き続ける淡白な個体もいて、その音程の高さもばらばらです。1度に2〜3羽の鳴き声が同時に聞こえることもよくあります。深夜になると鳴き始め、翌朝の薄暗い時間までずっと鳴き続けます。 日本の古典には、妖怪である鵺(ぬえ)が一晩中不吉な声で鳴き続るという言い伝えや、名場面で牛若丸が夜に笛を吹くといった描写が出てくることが