多くの人々にとって死後の世界は、より高みへの転生、肉体にとらわれない意識といった、精神的な来世に対する誠実な信仰だ。しかし一部熱心な冷凍保存信者にとっての”第二の人生”は、ずばり、SF世界で描かれているような、冷凍庫の助けをかりて後世で生き返るというもの。 イギリスのフォトグラファー、マレー・バラードは、"不死への可能性"を信じる人を6年間追い続けている。彼は世界中を旅して、冷凍保存ビジネスと技術、そしてそれを信じる人々や、アマチュアの冷凍技術者達の実態を解き明かすべくその姿をファインダーに収めていった。