今更感は否めないが、yield(いーるど)についてちょっとしたおさらいを。 yield(いーるど)はコルーチンである ご存知のとおり、yieldはC#2.0から主にイテレータの実装の簡素化を目的として導入された便利機能。 このyield キーワードは単体では意味を成さない。yield returnあるいはyield break とすることで初めて機能する。*1 このyieldステートメント記法およびその動作は、手続き型の実装に慣れたプログラマにとっては 少々異質に感じるかもしれない。なぜ異質に感じるだろうか?それはyieldがコルーチンとして振舞うからに他ならない。 ■コルーチン コルーチン(co-routine)とはプログラミングの構造の一種。サブルーチンがエントリーからリターンまでを一つの処理単位とするのに対し、コルーチンはいったん処理を中断した後、続きから処理を再開できる。接頭辞co