桐箱に梱包して販売されるマスクメロンの一例 マスクメロン (muskmelon) は、麝香 (musk) のような強い芳香を持つメロンの総称である。別名はジャコウウリ。 日本では、主にアールスフェボリット(あるいはその系統の品種、後述)のことを指し、品種名ではない。 上記のように、名称の「マスク」は麝香を意味する"musk"(発音は[mʌˈsk])で[1]、「仮面」などを指す「マスク」 (mask) ではない。 果実は、ほぼ球形。果皮表面には、コルク質の網目を生じる。果肉は黄緑色で、果汁が多く、非常に甘い。つる割れ病に抵抗性がなく、うどんこ病などの他の病害にも抵抗性がないので、栽培は非常に難しい。根が弱く、つる割れ病抵抗性のメロン(大井、バーネットヒルフェボリットなど台木専用種)に接ぎ木をして栽培されている[2]。 栽培は温度・湿度を管理した温室内で行わなければならず、まめに手を加えなけれ